くしびき歯科クリニック

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歯周病治療

歯周病治療

日本人成人の8割が歯周病です

日本人の成人の、なんと80%以上が歯周病にかかっていると言われています。歯周病は、痛みなどの自覚症状がほとんどないため、気付いたときには歯が抜け落ちてしまっていることもある恐ろしい病気です。

歯を失う原因の1位は歯周病です

歯を失う原因は歯周病が一番多いことをご存知でしたでしょうか?

歯周病は、細菌によって引き起こされる感染症です。歯石を除去したり歯のお掃除をするような治療では治らないものなので、感染に対する治療を行わなくてはなりません。

歯周病菌は、歯周ポケット(歯と歯茎のすきま)の奥を住処にして歯茎をむしばみます。だんだんと年月をかけて症状がひどくなっていくと、顎の骨までも溶かしてしまいます。

右図:2005年3月「永久歯の抜歯原因調査報告書」
(財)8020推進財団調べ

歯を失う原因

歯周病の原因

歯周病もむし歯と同じ感染症で歯周病菌によって引き起こされており、細菌を媒介するのがプラーク(歯垢)です。歯にこのプラークや歯石がついていないことが、歯周病を起こさないためにはまず重要なのです。プラークは歯ブラシで落とすことが出来ますが、歯石は石のように硬く、なかなか歯ブラシでは落とすことができません。ですから歯石を取るには特殊な器具が必要です。プラーク(歯垢)や歯石をそのままにしておくと歯周病菌が増殖してしまいます。そうならないためにも定期的に歯科医院でプラーク(歯垢)、歯石をとることをおすすめします。

もしかして…気になる方は、歯周病チェック!

  • 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
  • なんとなく口臭が気になる。
  • 歯を磨いた時に血が出る。
  • 歯と歯の間に食べものがはさまりやすい。
  • 冷たいものや熱いものが歯にしみる。
  • 硬いものを噛みにくくなった。
  • 以前に比べて歯が長くなったような気がする。
  • 歯茎が赤く腫れたり、膿が出る。

あてはまるかも?と思われた方はお気軽にご相談ください!

歯周病の進行過程

  1. 健康な状態

    歯と歯茎の間には1〜2mm程度の深さの隙間があります。

  2. 歯肉炎

    歯垢(プラーク)がたまった状態を放置すると、炎症が起き、歯茎が赤く腫れます。

  3. 歯周病(軽度)

    歯茎の炎症がひどくなり、歯周病菌が歯周組織に侵入します。歯槽骨や歯根膜も破壊され始めます。

  4. 歯周病(中度)

    歯槽骨が半分近くまで溶け、歯がぐらつきはじめます。口臭や出血、不快感が出てきます。

  5. 歯周病(重度)

    歯肉は化膿して真っ赤に。歯槽骨が半分以上破壊され、歯を支えるのも困難になります。

歯周病が進行すると、歯周ポケット(歯と歯茎のすきま)が深くなり、歯茎やその周辺に様々な症状が現れます。歯周病は徐々に進行する病気です。歯周炎では、専門的な治療をしない場合、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。ひどくなってから慌てて治療するのではなく、早めに予防する事が大切です。

歯周病は全身へと影響します

歯周病はお口の中だけではなく、糖尿病や心臓病などの全身疾患や、流産や早産・低体重児との関連性が報告されています。お口だけでなく全身の健康を守るためにも、歯科医院での検査、歯周病菌や歯石の除去を定期的に行い、改善していきましょう。

動脈硬化・心臓疾患

動脈硬化の要因の一つとして、歯周病菌などの細菌感染が注目されています。歯周病菌が血流に乗り血管へ入り、その刺激によって動脈硬化を引き起こす物質が出るというのです。

また、それによってできた血管内の沈着物が血液の通り道を狭くすることで、心臓疾患も引き起こすともいわれています。

糖尿病

糖尿病の人は健康な人に比べ、歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多かったり、反対に、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという調査結果があります。

歯周病と糖尿病の関係は密接で、糖尿病を治療することで歯周病が、歯周病を治療することで糖尿病が改善される可能性があるのです。

他にも、思いもしない部分へ影響があります

誤嚥性肺炎

気管に入った唾液中の細菌などが肺に感染して起こる肺炎です。特に高齢の方などは飲み込んだり咳をする力が低下しているため、唾液やプラークなどが気管に入りやすく、誤嚥を起こしやすいのです。実際に患者さんの肺の多くから、歯周病原菌がみつかっています。口腔ケアをして口内の歯周病原菌を減らすことで、口内細菌が減少すると肺炎の発症率が下がることが報告されています。

妊婦さんへの影響

妊娠中は歯肉炎にかかりやすくなるといわれています。

これには女性ホルモンが大きく関わってくるといわれており、特にエストロゲンという女性ホルモンがある特定の歯周病原細菌の増殖を促すことや、歯肉を作る細胞がエストロゲンの標的となることが知られています。

これらのホルモンは妊娠終期には月経時の10~30倍になるといわれ、このため妊娠中期から後期にかけて歯肉炎が起こりやすいのです。

歯周病予防と治療法

軽度の歯周病(歯肉炎や軽度歯周炎)の場合

スケーリング

歯周病の原因菌が多く潜伏する、歯や歯の根に付着した歯垢(プラーク)や歯石を、スケーラーと呼ばれる器具を用いて除去する治療です。

歯石は歯垢が石灰化したもので、普段の歯みがきでは除去できません。スケーリングにより歯垢や歯石を徹底的に除去することで、歯周病の発生を防ぐことができます。

中度の歯周病(中度歯周炎)の場合

ルートプレーニング

中度まで進んだ歯周病には、スケーリングでの歯石の除去に加えてルートプレーニングと呼ばれる処置が必要です。

歯茎に隠れたさらに奥深く、見えない部分にある歯の根(ルート)に付いた歯垢や歯石、歯周病菌に感染してしまった歯質などを特殊な器具で取り除いていきます。歯や歯の根の表面がツルツルになり、歯垢や歯石など、汚れの再付着を防ぐといった効果もあります。

重度の歯周病(重度歯周炎)の場合

重度まで歯周病が進行してしまっている場合には、スケーリングやルートプレーニングだけでは状態が改善されない可能性があります。そういったときには、外科的な処置や、歯周病で壊れてしまった歯周組織を再生させるような治療を行っていきます。

予防が最も有効な治療方法です!

歯周病治療には上記のように様々な高度な治療方法がありますが、治療をしないで済むにこしたことはありません。ご自宅でのセルフケアを続けることや、定期検診に通うことなど、日々予防を積み重ねていくことが大切です。

くしびき歯科クリニックでは、歯科衛生士によるブラッシング指導など、セルフケアのご案内もしているほか、予防に効果的な歯のお掃除(PMTC)も行っています。

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